ル・クルーゼの選び方

【徹底比較】ル・クルーゼ・ココット・ロンドとマルミットの選び方・違い・どっちがいい?

プロの料理人や料理研究家が使っていてル・クルーゼ鍋が気になっている方。

ル・クルーゼが欲しい!でもいろんな形があって悩む…

特に「ココット・ロンド」と「マルミット」はそれぞれどんな特徴があるの?どう違うの?どっちが良いの?

と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

せっかく購入するのだから失敗しないようにしたいですよね。

今回の記事では、「ココット・ロンド」と「マルミット」のそれぞれを徹底比較し、失敗のない選び方をご紹介していきますね。

この記事がル・クルーゼの鋳物ホーロー鍋の購入で悩んでいる方の参考になれば幸いです★

 

「ココット・ロンド」と「マルミット」のネット上の口コミや評判からどちらがおすすめか比較!

まず初めに、ネット上でのみなさんの口コミを、「ココット・ロンド」と「マルミット」それぞれご紹介していきます。

 

ネット上での、ピコココット・ロンドの口コミ・評判

  • 重さはありますが煮物やシチューがいつもより美味しくできました。
  • カラーが綺麗でキッチンが華やかに見えます。
  • 結婚祝いで選びましたが喜んでいただけました。
  • じゃがいもがほくほくに仕上がったり、豚の角煮を作る際時短でできて嬉しいです。

 

ネット上での、マルミットの口コミ・評判

  • ル・クルーゼにしては洗いやすい重さで、使い回しがきき使い勝手が良いです。
  • おでん、煮物、炊飯となんでも大活躍です。
  • 底の丸みが中華鍋のように使えて使いやすい!

 

「ココット・ロンド」と「マルミット」の特徴や形状の違いと比較、おすすめの使い方

ココット・ロンドとマルミットの特徴や形状の違いは主にふたつあります。

たったふたつ?と思われがちですが、この形状の違いにより使い勝手が意外と変わってくるんです!

それぞれの特徴から詳しくご紹介します。

 

ココット・ロンドの特徴

ル・クルーゼの最も定番のシェイプで、丸型でちょうど良い高さがあります。

そのため煮物、揚げ物、炊飯、蒸し調理、炒め物などマルチに使うことができます。

ル・クルーゼのお鍋の特徴でもありますが、ココット・ロンドも熱伝導率が高く厚みのある鋳鉄製でできており、素材にじっくりと火を通し美味しさや栄養をより引き出します。

さらに特徴のある蓋によって素材の旨みが閉じ込められますよ!

 

マルミットの特徴

マルミットは底から側面にかけて丸みを帯びた土鍋にも似た形状をしています。

この丸みによって食材が混ぜやすかったり、美味しくご飯が炊けたりします。

煮込み料理やリゾットなどにピッタリのお鍋です。

内側にはブラックマットホーロー加工が施されています。

これにより、食材が焦げ付きにくく、肉や野菜のグリルやロースト料理にも活躍します。

サイズ感も大きすぎないので、テーブルにそのままサーブしても取り分けて食べやすいですよ。

 

鍋の形状の違いによる特徴の比較

上記のように、ココット・ロンドとマルミットは鍋の形状に違いがあります。

ココット・ロンドは底面が平らになっており、マルミットは底面から側面にかけて丸みを帯びており高さが浅めな形状をしています。

丸みがあることによって熱や調味料が対流しやすくなり、熱の通りや味の染み込みがよくなりますよ。

この形状の違いによって鍋が得意・不得意とする調理方法が変わってくるので、それぞれどんな調理方法が向いているかご紹介します。

 

煮る

どちらも煮る調理を得意としているので選ぶのは難しいですが、マルミットの方が得意です、

丸みを帯びた底なので出汁や調味料の対流が起こりやすく、熱の通りや味の染み込みがよくなります。

 

炊飯

ご飯を炊くのはどちらも得意としていますが、よりおすすめはマルミットです。

底面から側面にかけての丸みによってお米が対流しやすく、よりふっくら炊き上がります。

 

茹でる

茹でるのはどっちもどっちという感じです…。

お湯をたくさん沸かしたいときはお湯が沸くまで時間がかかります…。

しかし蓄熱性が高いので、一度沸いてしまえば冷めにくいという利点もあります。

ある程度の大きさが必要になりますが、そばやパスタなどを茹でる際はムラなく茹で上がるのでおすすめです。

茹でるにはある程度の大きさが必要なので、どちらかといえばココット・ロンドの大きいサイズがおすすめです。

 

炒める

ル・クルーゼでは野菜炒めやチャーハンなどの炒めものもできます。

マルミットの方が底面から側面にかけてカーブがあるので返しがしやすく、比較的浅型なので炒め物がしやすいですよ。

また、炒めた後に蒸したり煮たりする場合も使うことができ、とても便利です。

カレーやハヤシライスなどは炒めてから煮込むとより味わい深くなり美味しいですよ♪

 

焼く

焼き料理は底面が平なココット・ロンドの方が得意です。

煮込みハンバーグなどの焼いてから煮る料理にもおすすめで、重ならずに入れることができるので煮崩れもしにくいですよ。

 

揚げる

どちらも揚げ物をすることはできますが、マルミットの方がおすすめ。

鍋底が丸くなっているので、油の量を節約できるというだけでなく、油が対流しやすくカラッと仕上がります。

 

オーブン

ル・クルーゼの特徴から、蓋ごとオーブンに入れることができます。

丸鶏を焼いたり、パンやケーキの型にするだけでなく、煮込み料理を作ることができます。

どちらもオーブンに入れやすい高さなのでどちらもおすすめです。

 

蒸す

蒸し調理はどちらも得意としていますが、鍋底が平らなココット・ロンドの方が得意としています。

食材がたくさん入りますし、蓋がよりしっかり閉まるので無水調理も得意です。

 

使い勝手の良さで選ぶならワナべ!

ワナべは底が丸いので、お玉やスパチュラ、しゃもじなどが鍋にフィットして扱いやすいです。

また洗いやすさもワナべの魅力。

様々な調理方法に向いていて、普段の食事を作るのにとても使い勝手が良いです。

 

蓋に違いはある?

ココット・ロンドとココット・エブリィの蓋は同じです。

どちらもドーム状に盛り上がった蓋です。

このドーム型の蓋によって熱と蒸気が鍋内を対流し、食材に均一に熱が加わり、食材の旨みを引き出します。

さらに、蓋の淵には3箇所突起がついており、鍋が完全に密閉されません。

この隙間から蒸気が均一に抜けることによって、雑味が抜けて旨みが凝縮されていきます。

さらに吹きこぼれもしにくくなり、安全に使うことができますよ。

 

 

 

 

分かりますか?

上の「ワナベ」の方が横広く、下の「ゴハン」の方が縦に高い形状ですよね。

容量はというと、例えばこの写真の同じMサイズだと0.2Lの差です。

ゴハンの方が少し容量が多いですが、ほぼ同じ容量でも形状がこのように違います。

 

続けて同じくMサイズの詳細を比較してみると、

ワナベの直径は18㎝、ゴハンの直径は16㎝で鍋口はワナベの方が2㎝広い。

深さはワナベが8.5㎝、ゴハンが11.4㎝で、3㎝も高さに違いがあります。

 

形状をもう少し詳しく、お伝えします!

ワナベのMサイズは、直径18㎝、底の直径12.5㎝。
底に向かうにつれて、約6㎝すぼんでいくような形です。

一方、ゴハンのMサイズは直径16㎝、底の直径が11.5㎝。
底に向かって約4㎝すぼむので、ゴハンはワナベより寸胴な形をしているということが分かります。

 

ゴハンは高さがあるので、炊飯時に吹きこぼれにくく、さらにこの深く寸胴な形により、さらに蓄熱性も高いんです(もともとストウブは蓄熱性が高いのですが、さらに!)。

1合からご飯を美味しく炊くことを目的に開発されたので、まさに炊飯に特化したココットといえるでしょう。

 

ご飯を炊くなら、「ココット・ロンド」?「マルミット」?

お鍋で炊飯をする回数が多いならばより美味しく炊けるマルミットがおすすめ。

どちらも美味しく炊けますが、底面から側面にかけて丸みを帯びていることにより、水分や熱の対流が起こりやすく、お米がふっくら炊き上がりますよ。

主に炊飯のみでの使用で考えているなら、ご飯を美味しく炊くために開発された「ココット・エブリィ」もおすすめです。

 

結局ココット・ロンドとマルミットどちらがおすすめ?失敗しないサイズの選び方

ル・クルーゼのお鍋は決してお安い買い物ではないですし、長く使用できるものなので失敗したくないですよね。

結局どちらがおすすめか?どんな方におすすめか?失敗しない選び方やサイズについても説明していきますね。

 

ココット・ロンドのサイズ一覧

ココット・ロンドのサイズの一覧です。

サイズだけでなく、容量や重さも毎日使ったり収納するにあたっては大切なので参考にしてくださいね!

 

ココット・ロンド14cmのスペック

直径 14cm 高さ(蓋込み) 11cm
重さ 1.9kg 深さ 7.3cm
容量 0.9L 長さ 20.5cm
炊飯量 0.5合

 

ココット・ロンド16cmのスペック

直径 16cm 高さ(蓋込み) 12.5cm
重さ 2.2kg 深さ 8cm
容量 1.3L 長さ 23cm
炊飯量 1合

 

ココット・ロンド18cmのスペック

直径 18cm 高さ(蓋込み) 13.5cm
重さ 2.6kg 深さ 8.5cm
容量 1.8L 長さ 25.5cm
炊飯量 2合

 

ココット・ロンド20cmのスペック

直径 20cm 高さ(蓋込み) 13.5cm
重さ 3.1kg 深さ 8.5cm
容量 2.4L 長さ 25.5cm
炊飯量 3合

 

ココット・ロンド22cmのスペック

直径 22cm 高さ(蓋込み) 15cm
重さ 3.7kg 深さ 10cm
容量 3.3L 長さ 30cm
炊飯量 4合

 

ココット・ロンド24cmのスペック

直径 24cm 高さ(蓋込み) 16.5cm
重さ 4.3kg 深さ 11cm
容量 4.2L 長さ 32.5cm

 

ココット・ロンド26cmのスペック

直径 26cm 高さ(蓋込み) 17cm
重さ 5.1kg 深さ 11.5cm
容量 5.3L 長さ 35.5cm

 

ココット・ロンド28cmのスペック

直径 28cm 高さ(蓋込み) 18.5cm
重さ 6.1kg 深さ 12.5cm
容量 6.7L 長さ 37.5cm

 

ココット・ロンド30cmのスペック

直径 30cm 高さ(蓋込み) 19cm
重さ 7.2kg 深さ 13cm
容量 8.1L 長さ 40cm

 

 

マルミットのサイズ一覧

マルミットのサイズの一覧です。

サイズだけでなく、容量や重さも毎日使ったり収納するにあたっては大切なので参考にしてくださいね!

 

マルミット22cmのスペック

直径 22cm 高さ(蓋込み) 13cm
重さ 3.4kg 深さ 8cm
容量 2.6L 長さ 30cm
底径 11cm 24cm

 

 

ココット・ロンドとマルミットの容量やサイズを、同じ直径のもので比較してみましょう。

ココット・ロンド22cmとマルミット22cmはココットロンドの方が高さが2cm高く、容量は0.7L多いです。

マルミットの容量はココット・ロンド20cmと同じくらいと考えると良いでしょう。

 

用途で選ぶ

結論からご説明すると、何を作りたいか?どういった用途で使いたいか?をしっかり考えて購入しましょう。

どちらもどんな調理方法にも対応していて何を作っても失敗することはありませんが、得意とする調理方法が変わってきたり、容量が違ったりするのでメインの用途を考えて購入するのがよいでしょう。

 

ココット・ロンドがおすすめな人

・無水調理で野菜たっぷり、旨みたっぷりの料理を作りたい方

・たまに炊飯をしたい方

・カレーや汁物に使いたい方

・ル・クルーゼのレシピ本を参考にしたい方

 

マルミットがおすすめな人

・主に煮物に使いたい方

・炊飯や鍋に使いたい方

 

まとめ|ココット・ロンドとマルミットの違い

よく比較されるル・クルーゼのココット・ロンドとマルミット。

それぞれの特徴と得意とする調理方法、選び方をご紹介してきました。

最も定番のシェイプで、無水調理をはじめさまざまな調理方法に対応しているココット・ロンドと、丸みを帯びた深型の鍋で、炊飯を得意とするココット・エブリィと使い道もそれぞれということがわかりましたね!

サイズ感は、できれば現物を確認してみるのがおすすめですが、難しければ他の記事も参考に選んでみてくださいね!

ご自分がやりたい調理方法や用途に応じて選んでみてくださいね!v

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